お気に入りの場所
椅子か、毛布か。
猫は炬燵で丸くなる、猫鍋、籠猫。
猫といえば狭くて暗いところが好きなことが多いですね。
ふくまるも同様に、暗所に隠れていることがままあります。
そんな二匹のお気に入りスポットは椅子と毛布。
ふくは飼い主の椅子を占領し、作業の邪魔に勤しんでいます。
(薄ら目を開けているのに気づかれたでしょうか?)
一方のまるは、椅子ではなく毛布が1番のおきにいりのようで、
気温が上がっても毛布に抱きつくようにしてお昼寝をしています。
(どんな夢を見ているのでしょうか。)
猫は薄明性と呼ばれる性質を有し、活動時間は夜明けごろや夕暮れ時です。猫が狩猟対象としている生き物の活動時間帯に合わせているために、よく眠る姿が見受けられるそうですね。
人間の生活スタイルに合わせられる猫もいるようで、ふくまるも夜型から朝型に切り替わりつつあります。
猫にとっての睡眠はとても大切なものなので、今後も椅子と毛布を明け渡す必要がありそうです(泣)。
それでは、また。
その声は、我が友、李徴子ではないか
猫読書① 中島敦『山月記』
ふとした思いつきで、猫に関する本について記していきます。
今回取り上げる作品はネコ科の動物"虎"が登場する、『山月記』。
国語の教科書に掲載されるなど、有名な作品ですよね。
優秀かつプライドが高い男であった李徴が、最終的には人食い虎に成り果てる。
李朝の旧友である袁傪と、茂みを挟んで話す場面は物悲しい。
我が家の茶"虎"(まる)も頭を前足で隠しますが、物悲しさはありませんね。
また、『山月記』について読書感想文などを書く学生さんもいますよね。
どうしても筆が乗らない、何も書けない!そうなってしまった時のネタに以下の
三つをおすすめします。(本当に困った人だけに)
①『山月記』の原典といわれる『人虎伝』との比較検討を行う
→原典との違いを整理し、その違いが何をもたらすのかを調べてみよう。
②テクスト全体ではなく、詩に着目する
→全文を論じる体力が無ければ、詩の意味を掘り下げてみる。但し、本文を
ある程度理解することは必須です。
③虎に関する文献を調査する
→そもそも李徴が虎になったのはなぜか、獅子じゃだめなのか。まずは何でも
良いので虎に疑問をぶつけます。そこから虎に関する伝承を漁りましょう。
ザックリとしたアドバイスですが、参考になれば幸いです。
また、剽窃などは禁制ですが、CiNiiやJ-STAGEといった論文が掲載されたサイトを
参考にすると、より深い文章になるかもしれません。
CiNii Articles - 日本の論文をさがす - 国立情報学研究所
それでは、また。
雨と猫
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
水と猫の相性は悪い、とよく聞きますね。
お風呂が嫌いな猫が多いからでしょうか。
ふくまる("ふく"と"まる"の合体造語)はそうでもないようですが。
《猫が顔を洗うと雨が降る》という言葉をご存じでしょうか。
雨が降ると増加する湿気を嫌う猫が、顔をこする仕草が由来とされています。
湿気が増すと、猫のヒゲから張りが失われることも原因の一つでしょう。
関東甲信地方では既に梅雨入りし、猫が苦手とするシーズンに突入しているのかも
しれませんね。そんな雨の日をエンジョイするならば、やはり飼い主さんが工夫を
凝らして遊んであげることでしょうか・・・?
我が家の定番猫おもちゃといえば、既製品ですと
・ふわふわの猫じゃらし
・小さなボール
・羽根がついた棒
あたりですが、最近の人気グッズは
・トイレットペーパーの芯
・棒状のポリエステル
の二種類です!どちらも誤飲しないよう十分に気を付ける必要がありますが、
ふくまるには大好評をいただいています。
最後に固まって眠るふくまるの写真を一つ(手前からまる、ふく)。
それでは、また。
参考文献
石田孫太郎『猫』(求光閣・1910)
はじめまして。猫です。
こんにちは。まなと、と申します。
下の茶トラは我が家の猫、"ふく"と"まる"です。
ふたりは昨年の夏、自宅近辺で保護した元野良猫です。
保護した当初はちんまりとした子猫でした(白丸がまる、黒丸がふく)。
そんな彼らの日常を記録し、ぽつぽつと雑記を積み重ねていこうと考えております。
猫5割、雑記5割の配分を予定しています、どうぞよろしくお願いします。